nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

ピントの甘い NGC40 真紅の指輪 ?

今朝は雨上がり・・そして、すでに次の雨雲を待っています。

今年の稲の作柄を調査する「作況調査」は、今日・明日・明後日の内の一日で

ですが・・生憎と天気予報では、その三日間全てに傘マーク。

私が見ている予想図でも、最後の 15日の雨量次第で 16日の作業か?

もしくは稲穂を乾かすのに一日を使い、翌 17日の晴天で行うことになるのか、どうか。

まずは、本日午前 9時に町内集会所前集合、作業を行う日程の調整です。

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    NGC40 ケフェウス座 惑星状星雲 09月03日22時25分 C14 + x0.63 レデューサー

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                同 レデューサーなし

とても人様に見せられる様な写真ではありませんが、これも現実なので・・。デジタルカメラと C-14 鏡筒を接続するために購入した K社のアダプターを安価にしたためか、いくら強く留ネジを締めても、カメラが何時しか・・「カタッ」と外れかけます。接続に使う 2インチの接続部品の形状が、微妙に K社のアダプターと整合していないので、仕方がありません。当然ですが・・写している途中にカタッと言うときもあり、少々困っております。仕方がないので、接続アダプター内部の真鍮リング的なものを外して直接、カメラ側の接続環をネジで締め付けています。それでも緩みますが、オリジナルの仕様よりはましな状態。これは将来に渡って残るだろう課題です。そんな環境下でピントの甘くなってしまった一枚、そして 3910mm 直焦点での一枚です。3910mm・・こちらは 30秒露出でも明らかに少し流れているので、極軸の追い込みも必要です。なかなか鏡筒のフルパワーを引き出すのは素人には至難の技です。

C-14 で撮る ステファンの五つ子

さて、本日は、雨・・一昨日から始まった報恩講ですが

本日は雨の降る中、早朝より昼まで執り行われておりました。

私はというと・・お手伝いなので、受付をしつつ、お経を聞きつつ、説法を聞きつつ

大そうなことは、出来るはずもありません。。

と言うことで、ブログの更新が遅くなりました(朝 5時には起きているのですが)。

では、早速・・テスト撮影の写真から

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  NGC7318 ほか 09月10日20時02分 C-14 + x0.63 レデューサー ISO6400 30秒 39枚合成

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     同 2016年8月6日 DOB GOTO12 直焦点 ISO6400 30秒 26枚合成

上は x0.63 レデューサーを C-14(焦点距離 3910mm)に付けて、焦点距離 2463mmで写したもの、下は 1500mm 直焦点、経緯台自動追尾で写したもの。ざっと見た目に、当然ですが大きく写っています。しいて言えば、下の写真では、二つの星なのか?星雲に隣接する小さな星があるのか?と判別に迷うものが、上の一枚では容易にわかる点でしょうか。口径比 7.425(C-14 上記条件)対 F 5.0(DOB GOTO12 直)なので、同じ明るさに写すには C-14 の方が露出が必要ですが、それでもそれほど極端に暗くなっている様子はありません。むしろ解像度の差が大きくなっている点が良い所でしょう。ちなみに何故に何時も一コマ 30秒露出なのか?というと・・単に使っているカメラ(PENTAX K-01)の機能に任せて楽をしているため。。仮に 60秒で繰り返し撮る機能があれば、それを使いたい気持ちがあるのですが、そんな単純な理由です。次期撮影カメラは、その点が自由に変更可能です。60秒露出・90秒露出・120秒露出・etc のちのちチェックしてゆきたいと思います。

NGC7331 機材の違う三態 C-14 手作りフード初テスト

 昨日は田舎の秋祭り & お寺では報恩講

どちらも参加するには、体が一つしかないので無理~~ということで

父は神社へ、私はお寺へ、そんな日の夕暮れ・・

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                                                         夕日 09月10日17時47分

秋らしい夕暮れ、しばらく振りに月の居ぬ間の星空を見上げることができました。さて、なかなかテストのできなかった長さ 50cmのフードでしたが、ようやく昨夜テストが出来ました。結論からいうと・・効果絶大!これまでなら微かでも結露していた鏡筒前面の補正ガラスが、乾いたままでした。自分でも驚くほどの効果でした。まぁマイナス 20度でどこまで・・という気持ちはありますが、それでも効果が確かめられたことは大きな収穫です。さて、赤道儀に C-14 を据えてから、ほぼ初の闇夜。。テストです。

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  NGC7331 ペガスス座 渦巻銀河:Sbc 9.5等 09月10日19時47分 C-14 + x0.63 レデューサー

とりあえず、明るい銀河を撮りました。デジカメ(PENTAX K-01 直焦点)で、このサイズなので冷却CCDだとフレーム一杯に写る位でしょうか。。夕暮れ時は、ピントも出ないほどだった筒も次第に落ち着いて・・どうにか、この一枚です。ドブソニアンで写していた頃には想像も出来ないほど筒内対流の影響を強く感じます。どんな感じかというと・・「嘘だろ!!」と言うくらいです。まぁ待つしかない。さて、そんな感じの機材ですが、比較ということで、以前写したドブソニアンの一枚を

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         NGC7331 ドブソニアン(経緯台自動追尾)直焦点 ISO6400 30秒 14枚合成

上は x0.63 レデューサーを C-14(焦点距離 3910mm)に付けて、焦点距離 2463mmで写したもの、下は 1500mm 直焦点、経緯台自動追尾で写したもの。さて、どの程度の差を感じるでしょうか?筒の値段は 10倍の差がありますが・・ドブソニアンの単純な構造は、やはりレンズと鏡を組み合わせた光学系に勝っているかもしれません。それに価格の差を考慮すると・・結論は微妙です。目的の超新星の検出に限れば、明らかに C-14 に分がありますが、単に天体写真を撮る。ということであれば、そんなに無理しなくても(財布の紐を・・)、と言えそうです。さてさて、この銀河を既存の MT-160 で撮ると

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         同 MT160 + レデューサー 焦点距離 776mm 直焦点

当然ですが、全てが小さくサイズダウンします。周囲に写る星々も小さくなるので、一見するとシャープな感じを受けまね。要は目的に合う機材、何を撮るのか?どこまで写れば良いのか?を自身でしっかりとイメージすることが必要。ということでしょうか。。これから次第に月の出る時間が遅くなります & 細くなるので月光の影響が小さくなります。テストは続きます。

月夜の球状星団 M15 と闇夜の惑星状星雲 M27

上空に少し強い寒気、南に下がりそうで下がらない前線

そんな環境で、今日も不安定な天気の北海道

実りの秋を迎え稲穂の垂れる今年は、大風が吹くこともなく、比較的順調

作柄を調査する「作況調査」は、来週13日前後の好天日。さて、今年も皆は笑顔かな

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  M15 ペガスス座 球状星団 09月03日21時39分 C-14 + レデューサー(2463mm)直焦点

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      M27 や座 こぎつね座 惑星状星雲 09月09日19時23分 機材同上

上の一枚は、月夜で撮影。下は月光の影響が小さな環境下での一枚。撮影の目的も違って、上は追尾制度のチェック、下はピントのチェック。少ない晴れ間を利用して、新しい機材がどの程度のポテンシャルを示すのか地道にチェックしています。パッと見た目では、ドブソニアン 30cm F5.0 と同じか、多少上回る程度・・驚くほどの性能でもありません。コストパフォーマンスでいくと。。正直、割高なものかもしれません。まずは稼働率を上げることが必須です。今夜はフード装着下での結露状況を観察です。

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              夕景 09月09日17時41分

注: 2枚目の M27、所属星座を訂正いたしました(12日13時20分)。追伸 となり様 ありがとうございます。

バーティノフディスク ざっくりでも事足りる

今朝は雨。。寒気を伴う気圧の谷が通過中・・。

秋らしくなったのか、これから周期的に天気が変わるらしい

晴れるタイミングが夜か?昼間か?あとは、普段の行い次第というところ

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  M71 や座 球状星団 09月09日19時15分 ISO6400 30秒 9枚合成 C-14 + レデューサー

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アルタイルで初のテスト撮影 09月宵 レデューサー使用・直焦点 合成・トリミングなし

先日、手作りしたピント出し用のバーティノフディスクざっくり版ですが、どうにか機能を果たすようです。ようやく昨夜テストすることが出来ました。ビットランの冷却CCDカメラにはピントを出す機能もあるので、PC上で全て足りる様ですが・・デジカメにはそんな機能はありません。自分の目で見てピントを合わせるしかありません。これでも、撮影当初に写した土星は、ゆらゆら湯気の中の天体だったので、もう少し鋭い集光になる可能性が高いと思います。そんな状況で、この程度(上の一枚)なら上出来でしょうか。それにしても・・補正ガラス(望遠鏡前面ガラス)の曇るのが早い。。やはり乾燥空気の送風を検討しないとダメかも・・。

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 太陽 09月08日11時53分 135mm+2xテレコン ND400フィルター2枚重ね F32 ISO200 1/200秒

連日、世間を賑わしている太陽。黙ってみている分には普段と変わらず。。

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              夕景 09月08日17時52分

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  黄昏時に輝く積雲・・昨夜は、撮影中にビカッと稲妻が、そんな夜でした。