今朝は晴れ、上層雲の一種 絹雲 が空にあります。
風は穏やかで今日も雪解けが進みそう
さて予定通り、明日 27日はプチ遠征して彗星を撮ります。
光害から逃れて、どこまで尾が写るのか楽しみです。
そんなウキウキ気分の中、タイトルの通り新天体が発見されました。
まだ光学的な解析がなされておらず正体は不明です。
発見したのは山形県にお住いの 板垣公一さん です。おめでとうございます。
すでに追観測もされ確認されていますので、存在は確かです。発見の報は・・
AT2024exw, TNS discovered 2024/03/24.674 by Koichi Itagaki
Found in NGC 4192A at R.A. = 12h13m27s.380, Decl. = +14°46'40".40 (= UGC 7223)
Located 15".8 east and 21".1 north of the center of NGC 4192A (Katsumi Yoshimoto image)Mag 15.9:3/24, Type unknown かみのけ座
メシエ天体の M98( NGC4192 ) のそばにある小さな銀河で、報告では NGC4192A とも
位置は・・
新天体は四角の中心に( 左上の巨大な銀河は M98 )
少し銀河の中心部から離れた領域に 16等程の星なので明確に識別可能です。が、昨夜も発見時も大きな月がそばにいて、空は明るく、普通に写すと青空になりそうな条件だったはずですので改めて凄い!と感じます。
さて話は変わり・・昨夜は満月 & 半影月食、ついでに月の出の時点で月食の終わりに近づいている。そんな状況でした。
でも写真に撮れば、影の存在がわかる。はず・・と晴れていたので写してみました。結果は・・
半影月食 03月25日 左 18時12分 右 18時37分 (半影月食の終了は 18時34分)
丘陵の上に顔を出した月は、大気の影響もあり「オレンジ色」、高度が上がるにしたがって大気の影響が薄らいで明るく、色も次第に白に近づいていきます。
光学系はスカイウォッチャー EVOSTAR 72ED Ⅱ 直焦点(420mm F5.6)、今回は、水平に撮影しているので、見た目の通りの姿
さて、貴方には「地球の影」の存在がわかるでしょうか??
いろいろと大きさや明るさを変えつつ、遠くから見たり、近くで見たりしましたが、私には「影」の存在は認められませんでした。もう少し時間が早ければ、地球の影(本影)のそばだったので、これまでの経験から明確にわかる。のだろうと思いますが、流石に半影のさらに外縁部では、厳しいのかもしれませんね。
で撮影が終わり、西の空をみると水星が東方最大離角を迎えていて、空の高い?(仰角 7° 余)所に肉眼でキラリとみえました。
先日のオリオンウィークの時に「水星がみたい、みえますか?」と尋ねた方がおりましたが、みえたのでしょうか・・。
一応、アドバイスは「西の空が低い所まで見通せる場所で、真っ暗になる前に地平線の上にみえるはず」とは伝えましたが。。そんな水星
水星と木星 03月25日18時47分 31mm F4.5 1.6秒 固定撮影 合成無し
底辺中央にノッポのポプラ一本、その斜め右 1時方向にキラリと水星があり、木星は上辺ギリギリの明るい星・・合成処理をすると
同 比較明合成 二つの惑星がひく光跡がみえます。
と、短時間で色々と撮りました。明日は水星ではなく彗星を・・