nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

北天を足早に移動する 2017 T1 ハインズ彗星

今日は日中、気圧の谷が通過して湿った雪が降りました。

積もるかも思っていましたが、むしろ当初の予想に近い線で雨に近く、助かりました。

湿った雪を除雪するのは大変なので・・空に感謝です。

さて・・現在進行形の観測小屋改造計画があります。

それは、風のシャットアウト!

風速 2メートル程でも、風の息があると大きな筒がわずかに揺れます。

そんな揺れを微塵も感じさせない小屋へ・・まず、今日はホームセンターから材料を

次の星空は、18日 & 20日の未明に期待をしています。

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C/2017 T1 ハインズ(Heinze)彗星 1月14日18時44分 ISO3200 30秒 29枚彗星核基準合成

何より目立つのは周辺減光・・まぁ仕方がありません。さて彗星ですが、天気が悪く撮れない内に、どんどんと移動しています。なので今ではカシオペヤ座から、目立たない「とかげ座」へと入っています。地球との接近はすでに終え、来月 21日の太陽への接近を控えています。先回(12/22 夜)の彗星の姿との違いは、感度を抑えたこともあるかもしれませんがコマが小さくなりました & 尾っぽの方は、シュッと感が出てきたでしょうか。。彗星は、この後も足早にペガスス座へと進み、次第に日没時の高度が下がっていきます。岩見沢で撮影できるチャンスは、今月末がラストとなるでしょうか。

※ 彗星の写真は、後日差し替え予定です。

2018年 火星と木星の接近からしばらく プチ更新

今朝は、ふかふかの雪が 10cm

除雪用の「じょんば」・・まぁラッセル機関車の、みたいな

それではねても、ほぼ重みを感じないほどの「ふかふか雪」・・。

ただ面積が、ぼちぼち、そこらの公園ほどが我が家の敷地。良いのか悪いのか。。

結局、6時半から始めて・・終わったのは、8時少し前

それからシャワーを浴びて、Yシャツを着て、出勤です!

そんな中で見上げた朝の景色がこちら

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           夜明けの月と惑星 01月14日夜明け

まぁ、こんな景色を見上げつつ除雪に励んでいるのです、やらねば、無くならない雪・・。ただただ、汗をかきつつ最後のひとかきまで。。では・・

夜明けの惑星 2018年最初の木星と梅干し

今朝は小雪・・予定通りの雪の朝

昨夜は、結局一等星が輝く空、二等星が見えるか?そんな空で終了。

今回の寒気や低気圧は、普段雪の降らない場所で悪さをしたものの・・

いつもなら、止まぬ雪にため息をつく岩見沢では、可愛い降雪で終わりました。

おまけに星空も広がり、なんと運の良かったことか

年が明けてから、まだ酷い目にあってない

その内、来るだろうとは思うけれど・・出来れば寒くても大雪は避けたい。それが本音

次の星空は・・14日宵のみに期待!

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                木星 & 火星 01月11日夜明けに撮影 C14+x0.63レデューサー NexImage5

視直径の比較ができるように、どちらもピクセル等倍・同じ寸法でトリミングしました。この日の視直径は、木星が 34.0” に対し、火星 5.1" でした。今年7月31日に2年2ヶ月ぶりに地球に接近する火星は、最大で 24.3” まで、見かけの大きさが大きくなります。ざっと 5倍位です。今は、まだ梅干しみたいな姿ですが、その頃は表面の様子もわかる姿をみせてくれると期待しています。ひとつ思うところは・・どちらも夏の星座の中を移動中なので、北海道からは高度が低いこと。。こればかりは仕方がありませんが、まずは希望をもって待ちます。  f:id:nyancotan:20180111045041j:plain

 木星と衛星 同日C14+レデューサーによる直焦点、衛星が写るように ISO800 1/10秒 で撮影

晴れぬ 12日夜・・NGC2424 やまねこ座

先日、10日夜は・・予定通り晴れました!が、時折 2メートルを超える南東風

流石の EM-400 も、わずかながら揺れます。

というか、載せている筒が大きいので、その影響が大きいよう

しかも、雲がなかなかとれない。。と思ったら、地形的な要因で発生する雲でした。

なので風と動かぬ雲に悩まされながらの撮影でした。

それでも今回は、明け方まで気温マイナス14度と比較的暖かく、風もあったせいか

夜明けまで、補正ガラスは乾燥したまま

真冬でも、こんな夜があるのかと・・ある意味、感動の夜でした。

ただね・・ガラスが曇らないからといって、美しい惑星が残せたかというと

それが、真冬の大気状態だから、かなり厳しい結果でした。

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NGC2424 やまねこ座 棒渦巻銀河:SBb 12.6等 12月22日21時47分 ISO6400 30秒 23枚合成

M98 に雰囲気が少し似ているような、M98 の明るい部分だけを写しているような・・そんな銀河の姿です。わかる人にはわかる、棒渦巻銀河の特徴を示している明るい領域の分布なのでしょうが、できれば円盤を鉛直方向から眺めてみたいものです。宇宙を旅すると、そんなことも自由自在!子供のころは、大人になれば自由に宇宙へ!なんて、想像していましたが・・かなり厳しいのが現実かもしれませんね。。ちなみに今夜(12日)も晴れるかと期待していましたが・・現在 一等星しか見えぬ空となっています。

多少の霜にも負けず、星なら写る。NGC5634

大荒れの北海道ですが、当地、岩見沢は曇り空。

発達した低気圧の循環内にあって、神がかり的に風も弱く、雪も降っていません。

非常に穏やかな情況です。

さて今夜の予想・・変わらず晴れを予想しています。

今朝までの降雪量は 3cmほど、このあと小屋の屋根から雪を払い、今夜に備えます。

さて霜にも負けず、凍傷にも負けず・・。

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 NGC5634 おとめ座 球状星団 12月31日05時47分 ISO6400 30秒 7枚合成 C14+x0.63レ

銀河の多いおとめ座にあって唯一の球状星団。ちなみに、この撮影時ですでに補正ガラスは霜に覆われていました。油断すると一気です。それでも銀河の淡い輝きとは違い、星は写ってくれるので、どうにか・・そんな一枚です。今夜は、霜に注意しつつ、夜明けの惑星を残したいと考えています。さて、どうなりますか。。