nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

マイナーな散開星団ふたつ NGC6811 ほか

今朝は小雨、アスファルトの道路はしっとりと黒く

さて新年度も始まり、皆さんはどんな環境にいるのでしょう?

話しやすい職場になっているでしょうか?それとも無言で仕事を・・

上司が変わり、部下が変わり、同僚も転勤?それとも戻って来た?

私は職場を去って既に 10年近く、当時の同僚も上司も肩書が変わり、退職された方も

世界は分断の波に洗われていますが、どうか職場や日常では分断の無い環境を望みます。

人間は本当に小さな存在です。助け合ってこそ未来が開けます。

忙しさに、紛争の中で、繁忙の中で・・でも自分の存在を考えて欲しいものです。

ウクライナを含む欧州や、中国からの独立を宣言する台湾も、危機に面しています。

平和の意味を、自分の存在する意義を、ほんの少しで良いから考えて欲しい。

NGC6811 はくちょう座 散開星団 7等級 04月03日03時44分 ISO6400 20秒 15枚合成 C14+れ

 NGC7160 ケフェウス座 散開星団 6.1等 同日03時11分 ISO6400 20秒 13枚合成 機材同上

月もあって薄明も始まり、さて何を撮ろうか?で行き着く先は星団 = 星 です。銀河の淡い部分は消えてしまい、まともな画は期待薄・・なので星を撮ります。タイミングが少し前なら月夜でも写りの良い「惑星= 惑星状星雲」が適当ですが、薄明が始まると、それも厳しくなってくる。星団も大小様々でフレームアウトするほど大きなものも沢山あって取捨が大切!とはいっても、超マイナーな天体が多い。。この星団を撮る人は、日本中探しても私位かも知れません。。星団 = 星の団体 = 兄弟姉妹の星々です。そして何時か離れ離れになって、姿を変えて、普通の星に辿り着きます。人も同じで生まれて家族の中で育ち、学校に入り「同級生」と呼ばれる集団の中で生活します。時間を経て卒業し就職、またある意味集団の中に身を置きます。時間が経てば自分も周りも容姿が変わり、職場を離れ、またそれぞれの世界に個として身を委ねます。それは自分とは価値観の違う世界かも知れません。偶然、同じ価値観を持ち合わせている人と巡り合うかも知れません。ですが星も人も共通するのは「死」を迎える時が来ること・・。次の世代に何が残せるのか?自分の生きた証が残るのか?誰かの記憶の中に残るのか?マイナーな天体であっても存在する意義が必ずあるはずです。何事も無下にしないで平等に扱える自分でありたいものです。