nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

写ります EG Cnc & 46P Wirtanen彗星 12/5

今朝はどよよ~ん、と曇り空。

そんな今日は、低気圧が発達しながら津軽海峡を太平洋へ進行中。

この低気圧が通り抜け午後に入ると、超一級の寒気が上空へ

当然、北海道日本海側では、雪・吹雪となる。のですが・・我が家は、雪雲の列の南

恐らくガンガン雪を降らせる雲の列から南へ5キロ位

本格的な雪は、上空の風向きが変わる明日夜から。。

さて、この先・・やはり変わらず、10日先まで曇り・雪オンリー。商売上がったり

ちなみに今夜、火星と海王星が超接近します。岩見沢では逆立ちしても見られませんが

月の見かけの大きさよりも、そばに輝く二つの惑星。倍率 50倍で一緒にどうぞ。。

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EG Cnc かに座 矮新星 12月05日23時23分 ISO6400 30秒 15枚合成 矮新星は赤縦横線の交点

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    EG Cnc ライトカーブ (AAVSO Home より)再増光:左側~12/5 まで

折角なので AAVSO Home のライトカーブに自分のデータをプロットしてみました(赤丸 12個)。最近(右側)のデータの少なさが一連の活動が終焉に向かっていることを表しているのでしょうか。。でも完全に眠りについた状況でもなさそうです。もう少しチャンスをみつけて観測を続けても良いと思います。

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EG Cnc C14+レデューサー撮影のオリジナル領域(上はピクセル等倍を50%縮小 & トリミング)

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  46P ビルタネン彗星 12月05日22時20分 ISO6400 30秒 9枚彗星核基準合成 C14+レ

これが近日点を迎える前に岩見沢で撮影できた最後の姿だと思います。本来なら MT160 で撮影をしたい処でしたが、予想外の星空に、望遠鏡をセットする時間も惜しくて・・。ということで彗星のUP画像になりました。左斜め上方に尾を引いてる様子がわかりますが、仙台の皆さんが写されたものとは別物だろうと思います。これから彗星は北天を駆け上がり、12月末には「ぎょしゃ座」も通り過ぎ・・。いやぁ~、本当・晴れないかな~。と思っているのは私だけでは無いようで・・

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鷹(ハイタカ? 雌)12月06日朝・・今年もやって来ました!彼女の目標は「スズメ」

IC434 馬のシルエット、馬頭星雲 オリオン座

今朝は曇り空。。まぁ予定通り

今夜から北海道の南岸を低気圧が発達しながら通り、明日以降・・冬型の気圧配置。

そんな目指せ悪天!その前に・・昨夜、おっ!フォーマルハウトが見える!

衛星画像をちらり、かなり雪雲が北に離れるかも??

そして外へ。。北側は雪雲も、半分から南側は星空!!ならば GO!GO!

と言うことで、貴重な晴れ間で星空を撮影できました(未処理)。

ただ撮影中に、ぱらりと雪が落ちてきました!?。

ありゃ・・。

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  IC434 馬頭星雲 オリオン座 11月03日22時28分 ISO6400 30秒 63枚合成 MT160+レデューサー

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            M42 135mm F2.5開放  ISO1600 20秒 10枚合成 追尾撮影 12月03日21時42分

たまに撮影する普通の天体写真。冬になってきたのでオリオン座にある有名どころ & 本当は、宵空に輝く彗星を・・とセットしたカメラとレンズで。でも彗星は雲に邪魔され、写せるものは??と考えて目に付いた「季節もの」。。小学生のころ、赤道儀をかった友達が写したオリオン大星雲・・本当に本屋で買った天文書に載っていた写真そっくりで、とても羨ましく思ったのを今でも憶えています。時は経ちましたが、あの頃と変わらずに空で輝いている星々、見ていると色々と思い出したり・・心が落ち着きますな~。

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 夕景 12月05日・・晴れるか雪か?紙一重ちゃん!今夜は~、ど・おっち・だ~~。

写らぬ・・元が駄目なのか 46P Wirtanen彗星 12/3

今朝はまだ雨がぱらり・・気温はプラス 3度もあります。

このあとの気象予想資料をみると、日中だけで上空の温度が 8度下がります。

つれて地表付近の温度も下がるので・・結果は氷点下 & 雨→雪へ

ただ救いは上空の風向き、おそらく寒気の流入で雪雲は発達しますが

ぎりぎり私の家よりも北側を通過する見込みです。

ちょいちょい、際が上空を通るので雪は降りますが、量的には嵩まないで済みそう。

そして今季最悪の状況が、8日(土曜)午後から始まります。

雪が弱まるのは 10日午前。

新しい資料をみても・・やはり 1mコースで揺るぎがないようです。

ちなみに次の星空は?10日先まで見通しても目処はたちません。。日々除雪です。

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46P ビルタネン( Wirtanen)彗星 12月03日20時18分 ISO6400 30秒 104枚彗星核基準合成

仙台の皆さんが写された長い尾を引く彗星の姿を求めて、期せずして晴れた翌日(12/3)にもう一度、彗星を写してみました。今度は同じ MT160(焦点距離 1000mm)にレデューサーをつけて焦点距離 776mmで挑戦です。コレクターを付けた際は、焦点距離 1330mm 口径比 8.3 から同 4.8 と視野が広く、明るくなります。で・・これでもか!っと100枚超の撮影を行い、期待を持って合成処理。。だったのですが、どこをどうひねっても淡い尾は浮かび上がりませんでした。やはり、カブリが出るような環境下では埋没してしまう様です。どこか空の暗い場所で写すことが必要なのでしょう。二度と戻らぬ旅なら良いのですが、1メートルも雪が積もるのを判っていて家を空ける訳にもいかないし。。12月13日に近日点を迎える彗星、もう少し尾が明るくなることを期待しますか。。

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 38P ステファン・オテルマ(Stephan Oterma)彗星 同日00時18分 ISO6400 30秒 13枚

こちらは前夜、深夜に入り風が収まった中で C14+レデューサー付きで写したものです。先にUPした MT160+コレクター との違いがわかると思います。でもね、体は一つなので同時進行は絶対にあり得ません。体が二つあれば・いや三つあれば。。なんて思ったりもしますが、その一つと仲良くやるのが本当は丁度良いのでしょうね。何事も無理せず。

46P ビルタネン彗星 12月2日 ほか

今朝は青空が雲の隙間に少しだけ

今夜、低気圧や寒冷前線が通過するので、天気は下り坂。。

と言っても、寒気の流入はさほどでもなく、次の 7日に通過する低気圧を待つ形

次は洒落にならないクラス、本物の「真冬並の寒気」

ざっと新雪 1mを覚悟しておけばいいかな。。流石に「根雪」となりそうです。

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46P ビルタネン彗星 12月02日20時45分 ISO6400 30秒 52枚彗星核基準合成 MT160+コレクター

 ようやく晴れてくれたので、11月26日以来となる期待の彗星を写しました。尾も写るかな?と思いながら、露出を重ね合成処理をしましたが・・残念ながら尾は明瞭に写りませんでした。尻尾はないのか~と思っていたら、昨日、よく見る仙台高等専門学校天文部のブログ( URL 記事一覧 - 天文はかせ序二段(仮))をみたところ。。なんと、長~い尾が写っているではありませんか!!びっくり!!恐らく人口光のない場所で写すと、淡いながらその姿を収めることができるのでしょう。私の様に水銀灯とナトリウム灯に囲まれた環境では難しいのかもしれません。まぁ、そもそも冬の日本海側は晴れないので・・。明るいうちに、何処かへ撮影にいこうかな~~。ちなみに彗星の光度は、口径 24mm 8倍の双眼鏡で周囲の星をピンボケにして推算したものです。そんな小さな双眼鏡でも、彗星の明るくぼ~っとした姿をみることが出来ました。

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       38P ステファン・オテルマ彗星 同日22時46分 ISO6400 30秒 37枚彗星核基準合成

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    29P シュワスマン・ワハマン彗星 同日17時59分 ISO6400 30秒 26枚合成

この二つの彗星も機材は同じ、タカハシMT160反射式望遠鏡 & TS90型赤道儀 HD-4 モータードライブ駆動。。ということで、すべて手動による導入で撮影しました。同じ機材なので、それぞれの彗星の見かけの大きさがわかると思います。

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     夕景 12月03日15時48分・・あれっ?今夜も晴れるのか??

EG Cnc かに座 矮新星 12月2日深夜 16.8等

昨日は久々にブログが更新できませんでした。というか・・・

朝 6時から除雪を始めて 9時前に終わり、ご飯を食べて・風呂に入って

午前 10時から始まる郷土科学館の教室へ出かけ、午後 3時過ぎに終了しました。

で・・・空は予定通り快晴!、と言うことで、晩御飯をさっさと済ませ外へ GO!

ゆっくり出来たのは、MT160 を設置して極軸を合わせてから暗くなるまでの間

ところが・・風が強く C14 の運用は不可、MT160 も写せるもののブレブレ

風が収まった午後 11時過ぎから、ようやく C14 で撮影。。も・・・今度は雲、はぁ~

そんな一日でした。結局、しし座の尻尾を見ずに帰宅の途へ

自然相手なので、まぁ目標の彗星と矮新星を収めることが出来たので良し。とします。

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  EG Cnc かに座 矮新星 12月02日23時57分 ISO6400 30秒 15枚合成 C14+レデューサー

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   同 ピクセル等倍を50%縮小・トリミング処理 EG Cnc は赤縦横線の交点

先回記事に書いた際に添付した EG Cnc のライトカーブから、もしや、今度こそ写らないかな~と思いつつ撮影しました。結果は上の通り、まだしっかりと輝いていました。

nyancotan.hatenadiary.com

先のライトカーブでは、低極で17.5等を下回るデータが多数ありましたが、今回は 16.8等と見積もったので、必ずしも右肩下がりで、どんどんと暗くなっていく状況には無いようです。北海度日本海側では雪の降る季節に入り、撮影できる夜がどんどんと少なくなってゆきます。次のチャンスは一体何時なのかも予想が難しい、厳しい日々が過ぎて行きます。ちなみに写真は薄雲の影響で、やや霞んだ状況になっています。

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 連日、雪を降らせていた雪雲・・どこまでが雲で、どこから雪か???な状況です。

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       夕景 12月02日15時50分 ・・科学館から帰り道で。。