nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

スキー場の照明の下で M81 & M82 おおぐま座

今朝は薄い雲も混じりつつ曇り、日の出の明るさが判るほど

北海道の南西海上には雪雲があって、およそ予想資料の降水域と良い線。

モデルの予想通りなら、我が家でも午前 9時過ぎには雪が落ちてきそうです。

昨日は思いのほか夕空に晴れ間が広がり、東方最大離角を 10日に迎える水星を双眼鏡で

金星を目印に・・ありました!光度マイナス 1等近い小さな星がオレンジ色の空の中。

月も空の高い所に輝いていて、もしや月面エックス?

雲間のオリオンも眺めつつ、やはり違和感がある姿に納得しながら

ベテルギウスの輝きは、まだ戻らぬようです。この先、どうなるのでしょうね??

アルテミスも心配げに傍で見守っているのかも。。

f:id:nyancotan:20200203070647j:plain

M81 & M82 おおぐま座 銀河 01月27日21時13分 ISO6400 30秒 25枚合成 MT160+レデューサー

大きな熊の肩付近に輝く 23番星を目印に、そこから目盛り環を使って手動導入。北へ 7度動かして導入したものだから、先に M82 がフレームに入りました。M81 と M82 の天球上の位置関係は、ほぼ南北なので、あとは簡単!そんなことで、この夜、スキー場の照明が落ちる前に写した最後の天体となりました。さて、2月1日朝(日本時間)・・この銀河のうち M81 に新星が発見されました。それ以前の確認画像では 22等級以下でしたが、当夜は 20.1等と光度を上げたようです。口径 65cm の望遠鏡で発見したものです。銀河の中心からは東に離れているようですが、流石にこの一枚に姿を追うことはできません。明るくなった星とは対照的に、相変わらず暗いままなのがベテルギウス

f:id:nyancotan:20200203071638j:plain

     ベテルギウス ライトカーブ by AAVSO HP より 02月03日朝取得

最新のデータでは 1.65等というものがあります。所謂、2等星の扱いです。昨年 10月頃から暗くなり始めたベテルギウス、一向に明るくなる気配がありません。一方で赤外などで観測されたものでは復活の様子?も伝えられています。本当にどうなるのでしょうね~。