nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

NGC4747 かみのけ座 非常に暗い塵の帯 Arp159

今朝は既に晴れつつあります。

早朝は単層の層積雲、その下に僅かな層雲も・・消散中~!

季節的には初夏を迎える北海道らしい雰囲気の一日となりそうです。

そんな北海道・・今朝の報道で滝ノ上町の林道で熊に襲われたらしい人が発見され

残念なことに死亡が確認されています。

今年は、これで熊に襲われて亡くなられた方が三名に上りました。例年にはない状況

コロナの自粛もあって野外に出かける人が減り、動物が野山で人間をみる機会が減り

結果、動物が生活圏を取り戻す(従来なら踏み込まない場所へ行く)ことにつながる。

まぁ元々彼らの住処に私達「人間」が踏み込んで今の世界があるのだから。。

人間が行かなくなれば、そこは元の野生動物の生活圏に戻ります。自然の摂理・・

ある本に「野生の熊」は、とても人間を怖がり、尊敬している。とありました。

何故なら自分たちには出来ない大木を倒し、道路を作り、家を建て、自動車を走らせる

そんな姿を静かに密かに、山の稜線などの遠くが見通せる場所で常に見ている。。

だから向こう(野生の熊)から人間に近づいてくることはない。

むしろ人間が不用意に熊に近づき、熊がパニックになり、または子供を守るため

「人間と戦うしかない」と覚悟するのだそう。

熊自身は人間に勝てるとは思っておらず、出来る限りの力を振り絞ります。

まぁ熊が思っているほど「生物としての人間」は強くなく、あっさり軍配があがります。

問題はそこから・・

「人間は強く(怖く)ない」と一度学習すると、人間に恐怖心を抱かなくなる

すると人間を弱い動物 = 捕食できる餌・・と認識する様になるそうです。

だから一度人間を襲った熊は殺さなければなりません。悲劇を繰り返さないために・・

これもコロナのある意味「後遺症」なのかもしれません。色々な意味で残念です。

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NGC4747 かみのけ座 棒渦巻銀河:SBcd 12.4等 04月15日20時55分 ISO6400 30秒 9枚合成

淡い部分は余り写っていませんが、なんとなく不思議な様相をしている事だけは分かります。特異銀河アトラスに Arp159 として登録があり「非常に暗い塵の帯を持つ真横を向いた渦巻銀河である」とされています。また、これらの銀河は二つの銀河が衝突・融合している途中・・とも記載があり、しっかり写せば風変わりな姿をみることができます。さて衝突と云えば・・香港議会では民主派の議員150名余りが辞職をして議員活動を放棄しました。理由は「中国の踏み絵」を拒んだため・・中国共産党に忠誠を誓うことを固辞したためです。香港は三年前から次第に一国二制度を放棄し、中国そのものになりつつありました。今回の事柄は、まさに香港が中国の一地方になったことを示すものです。それと同様に南シナ海問題も、確実に自国領海・領土となる日が近づいています。昔、日本が歩んだ歴史を繰り返しています。現代においても過去においても間違った政策です。領土・領海にしなくても影響力を強めることは他国の主権・自由を保障しつつ出来ることです。でも中国は「自分のもの」にしようとしています。何をすべきかは明白です。真っ黒い塵の帯で分断する必要は地球上にはありません。。