nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

M27 こぎつね座 惑星状星雲

今朝は曇り空に日が差しています。平和です・・。

西日本の状況をみると、多少、暑い寒いがあっても何も不自由がありません。

テレビに写される佐賀県の様子をみると、思い出すのは、まだ高校生の頃

昭和 56年に見た風景です。

我が家は石狩平野の東の縁、標高が水平から幾分上がり始める場所にあります。

近くを走る国道は、その東縁を南北に繋いでいます。バス停は、その西に。。

そこから見る石狩平野は、何もない「海」の様に水面が続いていました。

所謂「56水害」と呼ばれる、1980年の 8月の大雨に伴う水害

凡そ石狩川中流域から下流域に、流域平均雨量 300ミリの雨を降らせた結果。。

石狩川千歳川・夕張川などの大きな川が氾濫し、石狩平野が水没しました。

「平野」というのは文字通り、地面が平らで開けている土地

今回の佐賀平野も水田の多い、平らな土地。。宿命とも思える災害です。

今年は、記録ずくめの我が家周辺、秋の実りの頃に記録的な大雨にならないことを。。

そして西日本を中心とした大雨、少し、落ち着いてきました。

被害に遭われた方、車で流された方、元に戻れる日が早く訪れることを願うのみです。

手に負えない「水」は怖いものです。

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  M27 こぎつね座 惑星状星雲 8.1等 08月11日21時56分 ISO6400 30秒 20枚合成 C14+れ

色を感じることは難しいですが、その存在なら望遠鏡の向こうに認めることが誰もができる天体のひとつです。かと言って星座の形も知らない、望遠鏡をのぞいた経験も少ない方が、いきなり夜空でみつけることが出来るかと云えば・・海岸の砂粒の中に落とした一円玉を探し出すようなもの。。仮に偶然、視野に入っても気が付くことは困難でしょう。図鑑のような、この一枚のような物体が夜空にあると信じているなら、尚更です。図鑑の姿も真実ですが、目で見える姿も真実です。むしろ人間の「目」でみたときにどんな姿にみえるのか?それを知ることが大切です。ある種の職業に就く方は、例えば雨が「どの程度の期間に、どの程度降るかで、その土地がどうなるか?」知識として知り得ています。一般的ではない知識ですが、それを普通に暮らす方に知識として普及するひとつが「防災ハンドブック」的な情報集です。そこには自分が暮らす土地の洪水やがけ崩れの予想が図示されています。一般にいう「浸水想定図」や「がけ崩れの危険個所」を示すものです。最近では小学校の授業でも災害を学ぶことが勧められています。小さな頃から自分が住む町の自然災害に対する特徴を知るためです。それは将来、自分の命を守ることにもつながります。普段見る景色・・そこには自然災害に関する情報はありません。ですが、防災に関わる情報を知ることで、街に潜む危険を事前に知ることが出来ます。自分の視点で、自然を知る。事前に情報を蓄える。色々な意味で自分を守ることが出来ます。何が真実なのか・・どんな風に景色がみえるのか。。「知」は力です。生き抜きましょう!気象に関わる自然災害は、自ら避ける(逃げる)ことのできる現象です。