nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

世界初は霧の中・・月なのに

今朝は予定通りの雨と風、仕事に勤めていなければお家でのんびり・・

さて今日未明、世界初・日本初の民間企業による月面探査機の着陸でしたが

ライブ中継の画像とデータを見る限り、減速が不十分で着陸時の速度が速すぎた感

月面との高度差がゼロになった途端、データが途切れて音信不通に

恐らく着陸時の衝撃に 4本の脚が耐えられず、追突に近い状況だったのかな・・と

中に入っていた大小ローバー 2機も、肝心の探査機が通信途絶では機能せずでしょう

それでも着陸態勢・着陸までの軌道運行等々、今回のチャレンジで得られたものは大きい

構想では、あと 2回は探査機を月面に送る計画の様

次こそ成功してくれると思うと、日本の民間技術も凄いレベルにあると感じました。

宇宙開発で世界をリードする日本の未来がそこにあります。

ローバーで参画していた JAXA は不運続きですが、こちらも次こそ国産ロケットを・・

M51 りょうけん座 銀河 & NGC5195 03月14日21時22分 ISO12800 13秒 15枚合成 C14+れ

こちらも宇宙・・月に比べると圧倒的に遠く、また巨大な天体です。月までは光なら 1秒ちょいで着きますが、今見る、この銀河は光でも数千万年かかります。裏を返せば・・現在はすでにこの形態から違う形になっていて、その姿を示す光が延々と地球を目指しています。もちろん届くのは数千万年先・・。光は 1秒に地球を 7周半するほど早いものですが、光にも「速度」があって例えば・・太陽までは 8分13秒 かかります。なので日の入りの時刻は正確には、太陽が地平線に沈んだあとに放たれた光が 8分ちょい、残像の様にみえている。不思議ですが、これが現実です。反対に日の出は、すっかり地平線から登っているはずなのに 8分ちょい経たないと私達にはみえません = 光が届きません。突き詰めると・・目の前の新聞も、車で走りながらみる信号機の光も、現実から遅れたものを認めている事になります。時間の中に私たちは暮らしていますが、何が現実で、本当はどんな姿をしているのか?人間と云う生物は、時間の中の「今」をもっと思慮深く見つめて生きていかなくてはなりません。7月に広島で行われる G7 での宣言も、議長国として本当に何が求められているのか?核の脅威は確かに日本において歴史に刻まれたものです。が、地球規模で先進国として現実社会をみたときに「核」に特化すべき時なのかは一考して答えを求めるべきでしょう。何故「核」が、この世に、あの時代に現れたのか?そして今は「核」の脅威に代わるものがないのか・・深く考えて欲しいですね。報道をみると、とても稚拙な発想しか政府内に無いのが、戦争を経験した日本国民の末裔、人間の一人として気がかりです。

    夕景 04月24日18時25分 当別の丘陵地を日を追うごとに北上中、目差せ「夏」