nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

M42 by Sky-Watcher EVOSTAR 72ED Ⅱ

今朝は雨上がり、未明に通り雨・・空はどんより層雲に低く覆われています。

今日は大気の状態が不安定、晴れ間と共に午後を中心に山沿いで「にわか雨」

そして深夜から明日朝は、月夜 & 星空

先日よりも月光は控えめなので夜明けの彗星を撮ります。

少し勘違いしていて 10日を過ぎると彗星は天球上の位置が太陽に近づき The END

次は 300年後に帰ってきます。が・・当然、私はこの世におりません。

という事で、明日の夜明けと明後日の夜明けが、私の最後のチャンスです。

さてNHK News Web に「OSO18」をどうして殺したんだ!可哀そうだろ!と抗議の電話

そんなタイトルで記事が書かれていました。

正直「馬鹿じゃないの」って言いたいですね。あんた動物園の熊じゃないんだよ!と

人間が飼育する牛、生活の糧を数十頭殺して、しかも学習能力も高く「忍者」と呼ばれ

この先を考えても地元民の恐怖は計り知れない。なのに「可哀そう」

そんな言葉を発して抗議する貴方のお頭の方が可哀そう・・。

放牧されている牛を「餌」と認識した時点で、殺すしか方法はありません。

それが野生動物の習性を知るものの「答え」、仮に「クマ牧場へ送致」しても死にます。

一歩間違えれば牛ではなく「人間」を餌とする時が来たかもしれない熊なのです。

偶然、射殺したのは地元役場の職員だったそうですが、仮に誰でも抗議をするのは間違い

これほど学習能力の高い熊は、檻でとらえて遠くに放しても戻ってきます。

むしろ野生に身を置くことのない現代人とは比べようのない知能を有しています。

昨日書いたように、人間が彼らのフィールドに入り込んでいる裏返しです。

彼らにその土地を返してジェラシックパーク並みの塀で取り囲む位の方法のみ有効・・

色々な意味で「間違った選択をしたのは人間」です。

でも生かしておく動物(熊)とは違う生物になってしまっている。その事を認めないと

何でも抗議(反対)するのは簡単なことですが、解決する方法も模索しないと・・。

 M42 オリオン座 散光星雲 09月03日02時26分 ISO3200 20秒 & 8秒 計22枚合成 72ED Ⅱ

              同 ピクセル等倍でトリミング

満月過ぎの月夜なので淡い部分は写りません。が、画像的には許せる範囲でしょうか・・。大きな機材で写したものに比べると解像度、という点で劣るのは仕方がありません。たとえば MT160 + レデューサー で写したものは

こんな調子に仕上がるので・・。

もう一点は、MT160 だと斜鏡を支える支持棒があるので輝星にはスパイダーと呼ばれる光の十字が現れますが、光学式に違う屈折望遠鏡なのでスパイダーは現れることはありません。

地味といえば地味ですが、本来の画像がこちらなので、あとは個人の嗜好によるところでしょうか。。

これはこれなりに「使い処」を考慮しつつ、写せる領域も勘案して撮影対象を決める。ひとつ武器が増えた!という感じです。

「武器」を持つと使いたくなるのが「人間」の性・・色々な意味で。。

       夕景 09月05日18時07分 太陽は、とっくに地平線の向こうへ