nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

冬は、忘れていた NGC6217 悲惨

今朝は雪・晴れ、この後は次第に晴れ優勢で

明日からは気温も急上昇、屋根の雪が確実に落ちるはず = 雪捨て場の確保必須

さて今朝までの降雪量は 10cm を超えた位?出来るだけ人力で集めて除雪機でぶっ飛ばす

という事で綺麗さっぱり、日中は観測小屋の屋根の雪を降ろす予定

予想資料では、今夜は晴れ間があるらしい・・懸念は「南風」

月は 10日に新月を迎えたので、細い姿で撮影の邪魔にはならず、地平線の下へ

ところが「冬」になると現れる邪魔者をすっかり忘れていました。

それは「スキー場の照明」、午後 9時まで爛々と輝き、空も雪面も照らしています。

先月 4日に撮影出来た時も、そう言えば・・・と悲しくなりました。そんな一枚

NGC6217 こぐま座 棒渦巻銀河 11等級 01月04日18時56分 ISO6400 15秒 16枚合成 C14+れ

本来の姿はこちら・・

             同 ハッブル宇宙望遠鏡の画像

どこをどうしたら、こんな姿になるのか?というものしか手元に残りません。ピクセル等倍でみると銀河に重なる小さな星、脇にある星が識別できますが、肝心の銀河の腕は微塵も写っていません。

感度も岩見沢市の街明かりも加わるので抑えていますが、それにしても悲惨なものです。

で数年前と最近で少し違うと感じるものに「札幌」の街明かりの「色」があります。私が田舎に帰って来た 10年ほど前は、白っぽく見えていたのですが、最近はオレンジから薄い赤に感じます。おそらく照明の主体が、水銀灯からナトリウム灯に変わっているのが原因かな?と推察していますが、いずれにしても「冬」は光害が酷い季節です。

全体に明るさが落ちてくるのは午後 11時頃・・それまでは、何かしら邪魔が多い。オーストラリアの何処ぞの様に、せめて全方向に輝きを放つ照明から、星空に優しい「下向きの照明」にして欲しいです。