おばんでございます。
春の嵐、東北以北の沿岸部にお住まいの方はもう少しの辛抱です。
がんばりましょう!
さて天文月刊誌にこんな記事が掲載されていました。
フィンレー彗星から放出された塵が、もしかすると流星群となるかも?
フィンレー彗星と云えば、昨年末から 2度ほどバーストを起し
大幅な増光をした彗星( http://nyancotan.hatenadiary.com/entry/2015/01/21/160755 )・・
そのバーストに伴って、もしかすると大量の塵が軌道上に放出されたのでは、と
もし流星群が見られるとすると、この秋 10月6日頃だそうです。
想定される流星の放射点(域)は・・
南の空「さいだん(祭壇)座付近」ということなので
手元のプラネタリウムソフトをちらり、夕方 6時頃 薄明が残る空でしょうか?
そうなら、本州の方が見る条件が良さそうですね。
派手に出現すると・・南の空から打ち上げ花火が上がるように見えるかも??
写真は、そのフィンレー彗星です。
15P フィンレー(Finlay)彗星 03月08日19時08分 直焦点撮影
DOB GOTO12(30cm反射経緯台 自動追尾)ISO6400 20秒 12枚合成 PENTAX K-01
※ やはり彗星は、かなり暗くなっているようです。オリジナルの画像からは彗星は検出出来ませんでした。が、沢山のコマを合成すると 、青っぽい色の筋が浮かび上がりました。それで「写っているんだ!」と判る訳です。なので次は線状に伸びないような写真を得るために、コマ数を減らし合成します・・これで、どうにか彗星の写真が出来上がります。更に線状に写るということは・・初めの時間と後の時間では、位置が違う(移動)ことを示しています。なので前・後半に分けて合成・・反転処理、それがこちら
フィンレー彗星(ピクセル等倍 反転処理)左:19時02分、右:19時08分 (12枚合成)
初めの写真では彗星は、14.1等の恒星(普通の星)と重なっているようですが、その 6分後には離れた位置に移動しています。彗星は拡散しているようで、キラリとした姿ではありませんが、しっかりと移動が認められます。 ただ暗いですね、光度は明るく見積もっても13等級・・14等級でもおかしくない姿だと思います。こんなに暗くなった彗星が、この秋に姿を変えて夜空に輝くか??楽しみが一つ増えました!