nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

2017 T2 PANSTARRS 彗星 2/11 夜 ほか

今朝早くは、朝もやに月が浮かんでいましたが・・今は霧、ボッ!真っ白です。

未明に弱い雨が降り、その後明け方に晴れてしまった様です。

さて・・新型コロナウィルスに国内で感染したと思われる方が命を落としました。

確認は難しいですが、恐らく初の事例です。

現状では、感染経路を特定するのが困難な事例が、日ごと増えるばかりです。

軟禁状態のクルーズ船も、結局、自己の保身を狙った政府の思いに反し

感染者が増える一方で国際的な批判の的に。。

当初より、危機感が薄かったのが命取りになっています。

中国を除くと世界的な情勢は、なかなか知ることはできませんが

日本が第二の感染源になりつつあると考えた方が良い所まで来ているのかも知れません。

ワクチンも無い中でどうやって封じ込むか、困難な局面に入る 2020年です。

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 2017T2 PANSTARRS彗星 02月11日19時16分 ISO6400 30秒 9枚彗星核基準合成 C14+レ

カシオペア座に輝いている彗星です。本来ならば淡い彗星を写すなら・・近隣のスキー場の照明が落ちる 21時過ぎから撮るべきですが、この夜は、20時前には満月を過ぎた月が顔を出すので、その前に。。今年の 5月に太陽に最も近づく予定の彗星ですが、流石にスキー場のナトリウム灯が空をオレンジに染めている中では、尾はとても短いものしか写りません。月の居ない、人工光もないところで写すなら、きっと違う姿を現すのかもしれません。一頃、このフレームをはみ出しそうな勢いだったので、今頃は、もうはみ出しているのかな?と想像しています。さて、推移がわからぬものの一つ

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      ベテルギウス ライトカーブ by AAVSO HPより 02月14日朝取得

暗くなり続けている・・と話題のベテルギウスです。オリオン座の α星としてオリオンの右肩で一等星として輝き、その地位を守ってきました。が、最近では左肩に輝く γ星(1.64等)と同じような光度となっています。右肩、左肩が同じ光度なので、ある意味バランスのとれた姿なのかも・・とも思います。。上のグラフはベテルギウスの光度をプロットしたもので色々なセンサーで測ったものが示されています。ざっと右肩下がりになっている緑色のものが、私達人間の目で感じる光度に近い値を示しているようです。恐らく色的に想像すると青系は近紫外線系、赤は赤外、近赤外系でしょうか。特徴的なのは、近赤外系で測った光度は、さほど変化していない。こと・・。これについては近々論文も発表されるらしいです。天文学者にとっても千載一遇のチャンスなのでしょうね。みんなで空を見上げている 2020年です。

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夕景 02月13日16時54分・・昨日、日の入りが 17時00分丁度。次は目指せ 18時台!