nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

見納め ポプラ並木の向こうにネオワイズ彗星 7/20

今朝は霧なのか雲なのか、手が届くほどの所を St が飛んでいます。

その上は青空に白く薄い雲、北海道の西方海上には既に雨雲・・天気は下り坂。

九州では激しい雷雨の所もありますが、規模は小さく、動きもあるのでやり過ごせそう

梅雨前線が下がり、本州各地で彗星を写せる。と思ったら、晴れれば酷暑

昨日の宮崎では 36度を超えた所も、我が家は 31度・・へばっていましたが、南国は凄い

今週末は 4連休となりますが、特に西日本へお出かけの方は

楽しむ一方で、不意に訪れる大雨災害も頭の片隅において頂ければ

モデルは揺らいでいますが、昨日の予想では人の命を奪う雨の可能性もありましたので

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ポプラ並木の向こうに 7月20日20時08分 ISO400 31mm F4.5 20秒 合成ナシ 35㎜フル:41㎜相当

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C/2020 F3 NEOWISE 彗星 同日20時35分 ISO3200 5秒 135㎜ F2.5 固定 31枚彗星核基準合成

田んぼの真ん中に暮らすので、地平線がまっすぐ位が田舎の風景なのですが、岩見沢郷土科学館の周辺は、道路に沿う様に「ポプラ並木」が作られています。この並木・・一昨年、参加した「郷土を知るツアー」の中で、実は明治時代には既に並木があった。と小説の中に書かれています。と知らされました。へ~案外と歴史がある風景の様です。ということで、その歴史の中に彗星をいれて景色を撮ろうと。。何時に撮影すれば、並木の間に彗星を撮ることができるのか?道路が作られている方角と彗星の輝く方角を調べて。午後 8時30分頃なら、そんなシチュエーションに出会えるはず・・。で一昨昨日・一昨日・昨日とチャンスを伺っていましたが、ご存じの様に日が沈むころに「曇り空」へ変わる我が家。。昨日も夕刻はこんな調子

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    夕景 07月20日18時49分・・雲は違えども、やはりタイミングが同じ。。

あ~今日もダメか・・と、ところが雲などの予想をみると。。20時頃から晴れまっせ!というのです。え~っと疑いながらも、チャンスがあるなら GO!ということで資料を信じて並木の下へ。撮影する場所は Google Map で下調べ & 現地を明るい内に下見、電線も邪魔にならないだろう場所をみつけておきました。いざ当地へ・・着くと、まだ薄い雲が広がっています。とりあえず彗星が写るのかチェック!パチリ

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    アークトゥルスでピント出し後、現地での最初の一枚、彗星は???

彗星、わかりますか?画面右側・・三本の電線の下にあるもう一本のわずか上にあります。そして、位置を決めるために周囲の星を見比べて・・北斗七星の柄の中程の直線状をまっすぐ下した場所に彗星。ここまで判れば、あとは簡単!そして写したのが上の一枚になります。彗星が小さくて今一な感じもありますが、なんとなく並木の中に浮かぶ姿。あ~これが肉眼でみる最後の姿だな・・と思いながらシャッターを切っていました。で雲が厚くなり、希望の 20時30分は無理。と判断して帰宅・・すると我が家では案外と雲が少ない。ならば写すでしょ!と最低限度の機材で工業団地の上に輝く彗星を収めました。次に会うのは八月・・「月」も半月を超えた頃。。最後の最後に写せて良かったです。