nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

雲になんか負けない NGC2392 ふたご座

昨夕は綺麗な夕日が沈み、今夜こそ!と

日が沈む前から観測小屋の屋根を大きく開き、鏡筒の温度を外気に慣らし。。

さて今夜からスキー場のナイターもないし、薄明終了に合わせて外へ GO!

だったのですが・・またか!!という位「層積雲」が拡がり

まぁ今夜の曇りは予想の範疇と、晴れる予想時刻の 21~22時頃まで外で待機

シリウスも火星も何も見えない空を眺めつつ、時々犬の銀ちゃんと遊び

時間を潰すこと暫し・・ところが、晴れるはずの時刻を迎えても一向に晴れる気配なし

多少遅れても絶対に今夜は晴れるはず!と信念の屋外待機

ここで諦めて朝晴れていたら「間抜け」、時間は取り戻せない!と我慢に我慢

西に傾いたオリオンのリゲルが顔を出し、その後 30分ほどで火星とアルデバラン

遅れてベテルギウスの赤い輝き、よし!晴れる。と一旦家に戻り腹ごしらえ

外へ戻ると雲は空の 2割ほどまで減って、ほぼ快晴!その時刻 23時20分。。

結局、外で待つこと 4時間・・でも負けない!

f:id:nyancotan:20210309173817j:plain

 NGC2392 ふたご座 惑星状星雲 03月08日23時28分 ISO1600 15~30秒多段階露出合成

f:id:nyancotan:20210309173951j:plain

  C14+レデューサー オリジナル領域(上はピクセル等倍をトリミング後、上下反転)

という訳で、西の空から開いてきたので初めにピントのチェックも兼ねて写しました。少し流れているのが気になります。オリジナルでも青く綺麗な天体です。合成すると色が上手く出ないことが多いのですが、今回はまずまず青い色が出てくれました。これを撮影後は朝 4時過ぎまで撮影、少し風が強まり、そこで終了でした。それにしても「雲(Sc : 層積雲)」にはいじめられます。晴れるのがわかっているので待ちましたが、そうでなければ、確実に諦めて寝ていた処でした。人は我慢するのも難しい時がありますが、未来が良くなると信じて「我慢」するのも、結局は自分のためになると信じることから始まります。新型コロナウィルス・・各地で変異種の拡大が懸念され始めています。折角、警戒宣言も解除されるところに近づいています。未来のために、ここが我慢のしどころです。出来ることを粛々と。。

f:id:nyancotan:20210308171600j:plain

   夕景 03月08日17時16分 この見えている雲の向こうから敵はやってくる。