nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

2024年度 天体教室案 5件 提出 11/13

今朝は曇り空に雪はらり

降雪は 5cm ほどですが、地面と接している所が融けていて除雪が辛い

寄り集まるとスーパー重たい・・

まぁ今日日中は晴れる時間が多いので、気温もプラスだし勝手に融けると放置

最新の予想資料でも 15日夜から 16日朝は星空

それまでに観測小屋の雪も無くなると信じて、こちらも放置します。

さて早いもので、既に来年度の天体教室(案) 5件を昨日科学館へ提出してきました。

ざっと以下の通り、この中から採用されるか、別に立てるかは私には分かりません。が

① 「夏の大三角をみよう」

来年度は惑星を観望するには、11月頃にならないと辛いので、それまでの間で考えると季節の星座を楽しむ。が、主となりそうということで夏休みの中で夏の代表的な星座などをみる。こととしました。

②「月とスピカの超接近を観察しよう」

この現象は、本州まで南下するとスピカが月に隠される「星食」として観察できるのですが、岩見沢周辺では月の北側をすり抜けて終了。。ですが、宵空で月と一等星の接近をみる機会は余りありませんので、双眼鏡片手に刻々と変わる様子を、参加者に記録してもらう。的な企画です。

本質的には星が動いているのではなく、月が地球を公転しているために天球上を動いて、星との位置関係が変わる。それを感じてもらえれば最良の結果を得られると思います。

③「昼間の金星とスピカをみよう」

昼間は太陽の輝きの中で人間には通常「星」をみることは出来ませんが、望遠鏡を使えば楽にみえるので、そんな不思議を体験して欲しい。見る対象は基本は「金星(マイナス 4等)」ですが、そばに「おとめ座 スピカ(1等)」もありますので、初めにスピカ、次に金星をみることで金星の明るさを感じて欲しい。そう願っています。ちなみにこの時期よりも早いと太陽と金星の離角が小さいので、開催時期を 9月下旬としています。

④「ほうき星をみつけよう」

観察対象の彗星は、2023 A3 紫金山・アトラス彗星です。現在の予想では、この頃に肉眼でも尾を引く姿をみることが出来る。と云われていますので、それを信じての企画・・。なかなか普通の方が「ほうき星」をみる機会はありませんので、是非、みてみよう。小さなカメラやスマホでも姿を写すことができるレベルなので、一期一会、二度と戻らない彗星の姿を収めることが出来れば・・。あとは「彗星」に関連する事柄を知る機会になればと思います。

⑤「オリオンウィーク」

冬季にみたい天体は多くありますが、なかなか岩見沢という場所では天気に左右され企画しずらい面があります。

そこで一日ではなく「一週間」の期間中、晴れれば必ず開催・・貴方の来れる時間に来て望遠鏡を覗き、そして帰る。予約は必要ですが、一週間まるごと予約すれば、その中で晴れた時にみる。ということが可能です。

観測の対象は「オリオン大星雲」と「すばる」、開催が決定されれば木星と火星もおまけで付いてきます。

さて・・この中から実施されるのは、どの案でしょうか?例年、天体教室は 4回開催の方向です。どうなるのか楽しみです!