今朝は雲の隙間から青空チラリ・・
ただアスファルト道路は、湿っていて雨が落ちた形跡あり
さて昨日は良く晴れて夕日も赤く、あとはピントをしっかり追い込んで
の前に望遠鏡を「外気に慣らす」ことが必須、何時もよりルーフを広く開け
望遠鏡自体を出来るだけ外に出して、外気にさらしました。
開始時刻は日の入り前の 16時頃
夕景 11月22日15時55分 日の入り時刻は 16時04分も、手稲山系に吸い込まれる
実は、これまで撮影してもピントが緩く、合成処理ソフト(DeepSkyStacker)が、星と認識してくれず画像を受け付けてくれませんでした。
そんな事が 3回も続き・・もしや霜などで補正ガラスが汚れているのか?と悩むほど
で、昨日は昼間に補正ガラスの表面を確認、綺麗なままで、その向こうにみえる主鏡も綺麗・・問題ないよな~~と、ならば「筒内対流」のみが星像を甘くする原因のはず
という事で、大げさに外気にさらして撮影に
結果は良好で、やはり星像が甘くなった原因は「筒内対流」と確定しました。
まぁそんな調子で得られた画像がこちら
12P Pons-Brooks 彗星 11月22日18時00分 ISO6400 20秒 21枚核基準合成 C14+れ
同 11月19日撮影
どうでしょう?月が明るく感度をひかえたせいもあるかも知れませんが、拡散が進み、明るさが全体に暗くなっているのがわかると思います。
緑っぽいハローの様なものはフレームの縁まで広がっているのか、先回に比べると目立つ感じがありません。湾曲したような構造は、今回もみられますが全体と同じく輝度が落ちています。北東方向(核から左上)へ伸びている輝度の高い尾の様なものは、「尾」なのでしょうか?
まっ、久々にピントも良く追い込めて周囲の恒星が彗星の移動のぶんだけ光跡を描いているのが嬉しいです。
ちなみに二枚の画像は、共にオリジナルからピクセル等倍でトリミングしたものです。
同 11月22日撮影 C14+れ オリジナル領域
さて夕日ですが、実は少し赤すぎます & 眩しさが足りません。。理由はこちら
気象衛星でみた PM2.5 の様子 11月22日14時50分 コントラスト調整済み
大陸から春に来る PM2.5 が、季節外れ的に本道へ流れ込んでいました。これは NHK HP 内にある PM2.5 情報でも、ほぼ同じ領域に濃い~ものが流れ込みます。そんな予想がされていました。なので、実は昨夜はスッキリ爽やかな星空には程遠い空でした。
明日以降は、大陸からシベリア育ちの寒気が吹き下ろします。空気は澄んで綺麗になりますが、一気に真冬の世界になるので厳しさが満点。。
「別世界へようこそ!」って感じです。