4月10日 水曜日 本道は広い範囲で晴れそうです。
プチ話題の 71年ぶりに太陽に接近し明るくなっている彗星 12P ポン・ブルックス彗星
夕方、暗くなり始めた空にありますので「三脚にカメラ」で写すなら
こんな感じです。と参考までに作りました。
4月10日19時30分 札幌周辺でみえる様子(西よりも少し北より)
この夜は月齢 1.7日の細い月が低い空にあり、その左斜め上に離れてマイナス 2等で輝く明るい木星が印象的です。
肝心の「彗星」は、その間、中間よりも少し月に寄ったところにあります。
最新の観測では 4.5 等(4/7)とされており、街明かりの無い十分に暗い場所ならば、彗星を肉眼で認められるかも??ですが、実際には彗星自体は、薄明の残る空の中にありますので、一般的には小さな双眼鏡がなければ難しいだろうとうと思います。
写真に撮るには、上の画像の黄色い枠線が 135mm の画角、月と木星、彗星がほぼ一直線上に並んでいる事がわかります。
彗星は小さな姿ですが、これを参考に探し出せるでしょう。
※ 図はステラナビゲータ Ver10 を元に作りました。月・彗星ともに誇張しています。
なお翌 11日には、月は木星よりも左上に大きく離れてしまいますので、ある意味、印象的な一枚を撮る限られたチャンスです。
天文年鑑のデータを参考にすれば 135mm なら 3秒 位までなら、ほぼ点に星が写ります。50mm なら 10秒 程度、更に広角ならば 15秒 程度まで露出が延ばせますので、数枚を加算平均して一枚に仕上げる事も良いかも知れません。