今朝もどよよ~ん・・St(層雲)に覆われています。
昨日は四捨五入で 10℃、日差しもなく寒い一日でした。でも平年より少し寒いだけ
なので北海道を見回しても「低温注意報」は、何所にも発表されていません。
寒暖の差が大きいと、暖かい方の記憶が平時のような錯覚をして一層寒く感じる。
外をみれば、日毎に緑が増えているので「普通」の春なのでしょう。
さて最新の予想をみても 26日夜は、天文台で観望日和
先週のしんしのつ天文台は 160人が集まって「こりゃ人ばかりで待つ時間が長すぎる」
と閉口した方々が沢山いた。はず
と云う事は・・「二の轍を喰らわず」と頭に浮かぶので「今度晴れても行かない」
ならば、その逆をいけば案外と少人数で観望出来るかも?となる訳
まぁ私の場合は、自分のやること優先なので望遠鏡で覗いている場合じゃない
でも・・・
名取天文台 オンライン観望会 04月13日宵 ポン・ブルックス彗星をみよう!
上の画像は、先日行われた天体観測のライブ中継画像(スクリーンショット)です。左に彗星が映し出されています。
彗星の左に小さな星が二つ。。で・・・撮影中に名取天文台の方々が、望遠鏡や双眼鏡で空の中に彗星を探しました。もちろん自分の目で彗星をみたいから
ですが、知る限り誰も見つけることが出来なかった様です。
想像するに「見えているけど見えていない」錯覚に、どんな天体でもそうですが、望遠鏡や双眼鏡を通して自分の目で見たことがあれば、その天体はどの様にみえるか?イメージを持っています。
このイメージがとても大切なのですが
普通の方は 彗星 = 写真(上の画像の中のイメージ)で見えているものが、そのまま見える。と、ごく自然に信じています。
が・・・実は写真で撮るもの(見るもの)は、淡い光を蓄積して明るく、見やすく矯正したものです。
実際の彗星は「核」すら”ぼやっと”みえることもあり、核をとりまくコマに至っては暗い空の中でほんのり輝きを感じる程度がほとんど
初めてみると「えっ?」っという姿、写真とは全く違う別世界のもの
なので写真や画像と同じものを空の中にみつけよう(みえるはず)と頭に描いていると永遠にみえてきません。
大切なのは、周囲の星の並びを確かめつつ、彗星のある位置に何かが存在していないか?と、少し視線をゆっくり振りながら確かめること
すると・・あ~確かにあるわ、的にみえてきます。
私も「しんしのつ」で撮影中に 24mm 8x の双眼鏡でみました。それは
4月10日撮影 12P Pons-Brooks 彗星
この写真とは全くの別物でしたが、周囲の星の並びをみつつ・・「お~あるある」です。
写真ばかり撮らず、電子観望でスタックした画像ばかりみず、自分の目でみることが、誰かに天体を紹介する時に必ず役に立ちます。
なので科学館で子供達にみてもらう天体は、必ず視認出来るものを選択します。
「見えない~」で終わってしまうと悲しいので。。