nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

天の北極に近い散開星団 NGC188

おはようございます。

午前 1時半に急に拡がりだした「St(層雲)」・・今もドンヨリです。

危うく、最後の撮影対象「月」が雲の向うへ消えてしまうところでした。

さて、昨日は日没前にあった雲も次第に減り「今日こそは・・」と思わせる夕日

風も強くなく、撮影が出来るかも、と期待をよせたのですが・・

f:id:nyancotan:20150709195500j:plain 7月9日夕刻 地をはう低い雲・・

前日とはタイプの違う低い雲が、地をはう様に流れています。幾筋か濃い部分を含め視界を遮ります。そんな中でも、ふたご座の β星(1.1等級)は見つかります。が彗星の姿は、何所をどう探しても見つかりません。。。正直、再現性がないと、先回の「写った」が本当!?と自分でも不思議に思えて来ます。今では、あの日はバーストを起した直後で明るくなっていたのかも?なんて、勝手な想像すらしてしまいます。さぁ最後の一日、気象予測資料は、今日も夕刻「晴れる」と言っています。三度目の正直、今度こそ写るのでしょうか???期待から不安に変わりつつある夏の日です。

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             NGC188(ケフェウス座 散開星団)07月08日22時20分 直焦点撮影

  DOB GOTO12(30cm反射経緯台 自動追尾)ISO6400 15秒 8枚合成 PENTAX K-01

※ NGC188 は、天の北極に一番近い散開星団です。含まれている星は 11等級から16等級、殆どが13等級以下の暗い星の集まりです。実は・・この写真は撮り直しです。先回は薄明の中でどんどん星が消え行くタイミングで撮影したものだから、暗い星が霞んだようになり寂しい星団の姿になっていました。なので暗い夜空で撮り直しました。天の北極に近い星団・・天の北極に一番近い星(見かけ)は、北極星こぐま座 α星ですが、この星団は、その北極星の傍にあるにもかかわらずケフェウス王(座)に属しています。星座の境界線は、北極星(天の北極)を中心に住宅地の分譲の様に円形に区分されています。そして、この星団は境界線の向う、隣の塀の向う・・みたいな感じでケフェウス王の財産になっています。