今朝は小雪、見通しが落ちることもないほど弱い雪
風もないので穏やかな印象です。
さて 12月21日頃に夕方の空で「木星と土星が大接近」します。
見掛けの距離は、月の直径よりも近く、低倍率の望遠鏡なら一緒にみることができます。
光度の差が大きいので、もしかすると肉眼では「一つの星」に見えるかもしれません。
冬の北海道日本海側では、当日の天気は余り期待できませんが
少なくとも冬型の気圧配置なら太平洋側の各地は晴れるはず、まぁどっちもどっちかな
晴れてくれれば世紀の大接近を写してみようと思います。
その前の 13日夜~14日は「ふたご座流星群」、今年は月もなく絶好と言われています。
明るい流星が多いので、こちらも楽しみです。
NGC3190 ほか しし座 11月15日03時50分 ISO6400 30秒 17枚合成 C14+レデューサー
こんな感じで幾つかの天体が一度に視野にみえると壮観でしょうね・・。まぁ銀河の場合は、同じ視野にみえていても写真のような姿がみえる。なんてことは皆無に等しいですが・・。明るい惑星、しかも今回は見掛けの大きさも大きく、片方は「輪」まであるので記憶に残るワンシーンとなりそうです。さて・・話は変わり政府は 2030年代中頃をめどに、としている化石燃料車の新規販売停止ですが。。東京都はきっぱりと 2030年と目標を置きました。国よりも 5年前倒しして実行に移すものです。まぁ世界の潮流も、遅かれ早かれ脱炭素は、地球温暖化阻止のために必要な措置と捉えています。で・・なんと宇宙でも脱炭素が進むらしい。。今朝の ATel # 14251 で触れられているのは 398P / Boattini 彗星は、炭素分子系の枯渇した彗星!とスペクトル観測等から報じられています。彗星にとって温暖化はどうなのかわかりませんが、長い年月を経て脱炭素の方向で進化する。というのはある意味、人類社会と同じ方向なのは宇宙の不思議です。
夕景 12月08日15時41分 雪のすだれの向こうに霞む日没、冬らしい。。