今朝は晴れ・曇り、次第に青空が優勢に
さて可能性があれば・・と言う事で晴れるかも?という今日未明
まず夜 10時に外へ出て状況を偵察、おっ案外晴れ間があるじゃん。。と望遠鏡をセット
半月を超えた丸みのある月を撮り、とりあえず赤道儀の設置が正常がテスト
30秒露出を重ねて、点に写る星
よ~し、これで明日未明まで晴れ間がもてば。。と一旦就寝
午前 2時、時計のアラームで目が覚めて、さて外へ
「どよ~ん」雲間に星がみえるも何座の誰?そんな状態
雲は二種類、どちらも下層雲・・層雲のちぎれたものと層積雲が全天に
星空予想に自分で「×」を付けたのを思えば当然の結果、なのですが・・。
しばらくすると隙間が上空を通過、おっ星座の形がわかる!
彗星導入の起点は、ふたご座のポルックス 一等星
縦にならぶ星二つ、その下側がポルックス、手早くポルックスを導入
さて東へ 30.5 m 南へ 5° 動かせば彗星が入るはず・・ところが、写すと「雲」
何度、写しても雲・雲・雲・・・と思ったら彗星発見!
ちゃんとフレームに入っていました!ということでフレームの左側へ移動・・なんて
これが命取り、希望の位置に彗星を置いたものの、また雲に隠れてしまいました。
上空をみあげると隙間なしの雲・雲・星を写すのは馬鹿、それ位雲に覆われています。
でもまだ夜明けまでは時間が残っている。ならば諦めるな・・と言う事で
暫くして、また隙間が上空を通り過ぎて彗星のある空の辺りへ移っていきます。
そろそろ写るはず、と写すも雲・雲・雲、あれ隙間あるんじゃね
で、もしや!?追尾モーター一旦止めてたんだ~と気が付いた時には万事休す
余りの雲にモーターを止めて、晴れたらまた動かそう・・
なんて余計な真似を、時は戻らず。。そんな久々に撮影をした間抜けのお話しです。
2023 P1 西村彗星 08月29日02時30分 ISO9000 30秒 2枚合成 若干トリミング MT160+れ
結局、移動中に写して、このあとは彗星をフレームの下側に移動・・なんて、雲をみると時間がないので写したら・・的な、手元に二枚の元画像、一枚は半分が雲、もう一枚は移動の余波で星が伸びて。。
それでも微かに彗星の尾があるような感じ、「心眼」をもってすれば見えてくる不思議
次のチャンスがあるのか、全く分かりませんが、彗星は思ったよりも明るくなっている様です。
なにせ、この撮影時で彗星は仰角 7° 弱・・恐らく月光の影響を受けても、小さなレンズで固定撮影でも存在は示せそうです。
まだ彗星は明るくなる予定!も 9月中旬には天球上の位置が太陽に近づき、見る事も写すことも出来なくなりますので、日本人が発見した彗星を写せるチャンスは、あと 15日ほど・・。。
月 08月28日22時28分 ISO100 1/4000 秒 MT160+れ 直焦点 追尾あり 合成なし
トリミングしています。