nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

小さな天体を少し大きく NGC6058 & M57 惑星状星雲

今朝はしっとり地面が濡れています。

空にはどんよりとした雲が隙間なく浮かんでいて・・天気予報は、のち時々晴れ?

正直、予想資料からは青空は期待は全くできない状況、しかも連日、寒いです。

雪解けの頃は、暖かな日も多かったのに。。どうしちゃったんだろう?

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     M57 こと座 惑星状星雲:9.3等 04月05日02時30分 ISO6400 15秒 合成なし by MT160

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   M57 こと座 惑星状星雲:9.3等 04月11日02時19分 ISO3200 30秒 18枚合成 by MT160

上の 2枚は、共に MT160 反射式望遠鏡を使って写したものです。上がレデューサーをつけ焦点距離 776mm(F4.8)、下がコレクターをつけ焦点距離 1330mm(F8.3 視野角 1.5°)で写したもの。。日付も違うので、ともに手動導入しています。レデューサーを付けると視野角 2.7°と大きな星雲などにも対応でき、手動でも導入が容易ですが、 M57の様な小さな天体には画角が広すぎて適当ではありません。かといって、レデューサーを付けて導入後にコレクターに交換するとピントの位置が変わるので、明るい星( 6等星位)が傍にないとピントが出せません。なかなか難しいものです。その点・・

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NGC6058 ヘルクレス座 惑星状星雲:13.3等 04月16日22時18分 DOB直 ISO6400 20秒 6枚

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  同 DOB2Xテレコンバーター利用 焦点距離 3000mm F10.0 ISO6400 30秒 13枚合成

テレコンバーターを使うと、ピントの位置は変わらず撮影が可能です。ただ焦点距離がのびる代わりに口径比が大きくなるので、元の画像が随分暗くなってしまいます。下の写真は運良く 30秒露出が出来るほど風の弱い夜だったので、自動導入の経緯台でも撮れましたが。。で、赤道儀ならもっと露出時間を稼げる・・ですが、そもそも手動で導入が困難な暗く小さな天体。なかなか思うようにはいかないものです。新しい機材なら焦点距離も 4000mm近く、自動導入も可能!さてファーストライトは何にしようか。。