今朝は快晴、未明の空には西に傾いたお月様
さて予定通り、今日は宵空の彗星を岩見沢市街や工業団地の光害から逃れて
暗い場所で写してきます。もちろん月の光が届く前に・・
機材は スカイウォッチャー EVOSTAR 72ED Ⅱ にレデューサーを付けて
口径 72mm 口径比 4.96 焦点距離 357mm です。
直焦点にすると 口径比 5.8 焦点距離 420mm なので、出来るだけ明るく的な・・
処理も少し手を加えてするためにフラットファイルも作ろうと思います。
彗星が宵空で高度を保つのは、あと半月ほど
その後は日没後の高度が下がり、光度は明るくなるものの撮影環境は悪くなります。
この後の天気次第ですが、余りチャンスは残されていません。。まず今夜!
で・・・最近、暗くなっていると噂のベテルギウス、どうなっているでしょう?
ベテルギウス ライトカーブ by AAVSO (2022年3月28日~2024年3月26日)
噂は幾つかあって、ベテルギウスが変光する周期には幾つかのパターンが存在していて、その二つ or 三つが重なって暗くなっているだけ・・とか
先回の大減光の様に、また星の周囲を吹き出した塵が覆い始めたのでは・・とか
でみると・・これまで 0.4 等程で推移していた光度は 0.8等まで暗くなり、どうでしょう、幾分、持ち直してきている。。そうみえるかな??
だとすると、今回は前述した幾つかの周期を持つ減光パターンが重なって暗くなった説が有力でしょうか・・。
先日、読んだ雑誌などによると「そろそろ低極で再び光度を上げるはず。」と唱えていた学者先生が予言?した通りに推移しそうです。もう少し観測結果をみないと・・ですが。。
さてもう一つ全世界の変光星観測者が注目している星があります。
「かんむり座 T 」です。約 80年ぶりに明るくなる頃・・と云われています。普段の光度は 10等級ほど、それが 2等級まで急増光します。予言?されているタイミングは 4月中・・
かんむり座は、日本でもみることが出来る季節になってきました。
さっ何時、スイッチが入るのでしょう??今日か明日か?少し先か?
面倒なのは、明るくなっても短い期間で再び暗くなってしまう事です。チャンスは限られています。ちなみに昨年撮影した画像で
かんむり座 T は、画像左の白い縦横線の交点に
この暗い星が、写っている中で最も明るい α 星並になります。なので星座の印象すら変わります。王冠を形作る星の列、80年ぶりに星が一つ加わった姿、そんな現象に出会えるのでしょうか?ちなみにライトカーブはこちら
かんむり座 T ライトカーブ by AAVSO (2020年3月28日~24年3月26日)
緑色の値が、目で見た時に近い光度を示しているので、最近は 9.8 等~10.6等ほどの間を往復しています。これが 2等級に!?楽しみですね
夕景 03月26日17時49分 田んぼで休憩していた鴈の群れが一斉に飛び立ちました。