昨日は・・明るい内から新望遠鏡 スカイウォッチャー DOB GOTO10 の稼動テスト
一言でいうと、鉛直方向の駆動力不足(非力)に尽きる。。
ホームポジション(北向き・水平)から鏡筒を上に向けようとしてモーターを駆動も
グィ~ンと駆動音はすれども、鏡筒はびくともしません!?
壊れているのか!!と思うと・・少しだけ指で上向きに補助をすると動きます。
水平方向の駆動は至ってスムーズ、問題は鉛直方向のみ
これが DOB GOTO10 の最大の問題点だと認識しました。。
基本的な動作自体には問題はなく、アライメント後の導入精度もまぁまぁ
テストを重ねる必要はありますが、鏡筒の後方端に重りをつけてみるなど・・
鏡筒(前部)を持ち上げる様なバランス設定(補助)が必要だと感じました。
極端にいえば観望対象を仰角 40度以上に絞れば、ほぼ問題がない。とも言えます。
あとはレベル取りの難しさを痛感、DOB GOTO12 の様に水平・鉛直駆動系が
フリー & ストップする機構ではないので、三点支持の短い脚に対しての高さ調整
それが難しい。
いっそレベル取りの前に一度駆動させて、脚と鏡筒の位置関係を修正する方が容易いかも
まだまだ試行錯誤が必要な機材です。
それでも M77 や M76 も普通に導入して見えたし、口径なりの見え味は健在でした。
SN 2018ivc in M77 くじら座 渦巻銀河:Sb 8.8等 11月26日18時56分 ISO6400 20秒 10枚合成
同 オリジナル領域(上は反転・ピクセル等倍を50%に縮小・トリミング)by C14+レ
簡単に検出できるかと思っていたら、案外と輝度の高い部分に接していて苦労しました。そもそもの画像が、撮影時に風で望遠鏡が揺れている状況だったので、ピント以前に問題のある画像が沢山。それでもどうにか・・認めることが出来ました(超新星は反転画像の赤縦横線の交点に)。北海道日本海側にある岩見沢では、なかなか晴れることの無い季節に入ったので、次に撮影できるのはいつか??みたいな感じですが、機会をみつけてまた。。そんな風吹く中で、もうひとつの天体・・
46P ビルタネン彗星 同日19時55分 ISO6400 30秒 24枚彗星核基準合成 MT160+コレクター
実は・・月光を避けて写そうと、月の出ギリギリに手動で彗星の導入に成功し撮影開始。だったのですが、なんと露出時間を 1.3秒にしたまま 30コマを写しました。当の本人は 30秒露出x30コマのつもり。。望遠鏡のレクチャーと両天秤でやっていたものだから、そろそろ写し終わったかな~とカメラを見に行くと・・ん???なコマが沢山、はぁ~。そんな訳で、結局、月光下での撮影になってしまいました。彗星は確実に明るくなっているようです(写真、彗星の下に輝く星は 8.3等)。さて・・次のチャンスの時には露出時間を間違えないようにしよう。。
夕景 11月26日15時30分・・こんな夕日は、次は一ヶ月先かも。。