nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

初夏に明るくなる 2016M1 PANSTARRS 彗星

今朝は快晴の様な、ただ黄砂なのか PM2.5 なのか、オレンジ色の空が広がっている。

少なくとも中国産の PM2.5 については、次第に本道上から南へ抜ける予定

予定といえば、中国産で予測のつかないものも・・

中国が初めて作り上げた宇宙ステーション「天宮 1号」

しばらく前から制御不能となっていて、時機に地球へ落下する。

通常は都市部への影響を避けるために制御しならが海上へ落とすのだが、それが出来ぬ。

正直、どこに落ちるか判らない状況(一応 3月30日~4月4日の間の何時か・何所かで)

しいて言うなら、南緯 43度~北緯 43度の間の何所か?らしい

Height of Tiangong-1

いつも見ている Heavens-Above では、衛星の軌道高度の変化を公開している。

指数関数的に高度が下がってる = 大気との摩擦が次第に大きく

そんな衛星が、札幌では 4月2日の朝4時30分過ぎに木星の上空に現れ

土星・火星の北側を東へ進み、ぺガススの頭の上へ進む予想(今後変更の可能性大)。

その瞬間に大気圏へ突入なら、火球のように明るく輝く可能性も。。見てみるか

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2016 M1 PANSTARRS 彗星 03月27日04時12分 ISO6400 30秒 6枚彗星核基準合成 C14+レ

つい先日、油断したために薄明の中に消えてしまった彗星。今度は、どうにか姿だけは記録することが出来ました。といっても・・これも、既に薄明中の姿なので、恐らく暗く評価していると思います。体が二つあれば自由も利くのですが、そこは努力をするしかありません。この彗星は、天文年間 2018 でも、今年明るくなる彗星として採り上げれていて、初夏(6~7月)に 8等級まで増光するとあります。ただ、その頃は天球上を南へ進み、さそりの尻尾(付け根)辺り・・当地からは観測できない状況。観測可能な範囲では、5月25日頃が大きな月も沈んだあとに環境が整う(太陽からの距離 2.38AU、地球からの距離 1.58AU 案外と遠い)。それ以降は、満月に近い月が空を明るくするので厳しいかなぁ。。次のタイミングは大きな月が東へ去って 6月7 or 8日・・ただし彗星の高度は当地では 17度ほど、正直かなり厳しいと想像する。こちらは絶大な太陽に制御されているので、予想は余程のことがない限り変わらない。こんな処でも人の力の無さを感ずる。。

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              クロッカス 03月28日午後

急速に雪解けが進み・・一株だけ花をつけました。