nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

おっ!急減光 V1112 Per 1月24日午前 0時

今朝は予定通り快晴!・・

と言うことで、今朝は午前 5時半に帰宅。起床時間が午前 6時なので、起きたまま。。

で恐れていた「霧」・・現れました!?地を這う様に何処からともなく

一度は、完全に霧に覆われてしまいましたが、当てもなく彷徨う霧

午前 2時には跡形もなく消えてくれました。

ただ・・寒い!!岩見沢市内は氷点下16℃、我が家はそれより 5℃ばかり低いので

氷点下20℃の中で撮影、余りに暫くぶりで寒さに耐えきれず避難小屋へ

まぁ我が家の玄関の中、玄関のドアには氷の結晶が華を咲かせていました。

とりあえず凍傷にならずに済んだ、令和三年、初の貫徹です。

f:id:nyancotan:20210124082201j:plain

 V1112 Per 01月24日00時22分  ISO3200 20秒 15枚合成 比較用 1/6 撮影のものを添付

実はダメダメな画像です。スライディングルーフに隙間を開けつつ、外気温に慣らしていたのですが、ほぼ効果なし。全開に開けて外気にさらすと、筒内対流が猛烈に発生!ピントを合わせようとした時点で「怪しい~~」と感じていたのですが、写して確信に変わりました。あと 15分位待てばスッキリとした星像になってくれただろうに・・写したいものが盛りだくさんで、もしかすると DSS で合成できるかも?なんて期待を持ち、撮影終了!で・・帰宅後、DSS で処理も無残に完敗。。仕方がないので最後の手段 RejiStax Ver3 で合成処理をしました。処理後の画像から V1112 Per を探すと、思いのほか暗い。。先日インドから報告のあった塵に覆われているのか?驚くほどに減光していました。ただ DSS で処理したものでもないし、本当に暗い星は欠片も写っていない酷い画像、信用していいのかい?と自問自答、で調べてみました。 V1112 のライトカーブを書かせて、何時もの AAVSO HP から・・そしてこんなカーブが描かれていました。

f:id:nyancotan:20210124083141j:plain

                V1112 Per ライトカーブ by AAVSO HP (2020 11 26 ~ 2021 01 23)

そこに私の AY法で見積もった光度をプロットしてみました、みっつだけですが・・。みっつとも運よく、CCD 観測値に近いものとなっていました。先般の ATel #14338:Dust formation in V1112 Per にあった 1月5日頃(二つ目の☆印 1/6 観測)から塵が・・という報告は、この状況を指していたようです。釧路の上田さんが発見された天体、まだまだ世界の目が向いているのは素晴らしい発見だったということの証でしょうね。改めて発見おめでとうございます。

f:id:nyancotan:20210124072007j:plain

  霜の華 01月24日朝・・霧に包まれたのも、綺麗な華の一因だったのかも。。