nyancotan's diary 天体写真 in Hokkaido

スカイウォッチャー DOB GOTO12 ドブソニアン と C14 ★天体写真 & 徒然 ★ ほぼ毎日更新

季節は春 & こと座 NGC6906 棒渦巻銀河

今朝は晴れ!日の出時刻は 午前 6時52分

我が家の北側に雪雲が残っていますが、概ね青空・・見上げると赤い色の星一

季節的にアークトゥルスと想像、家に戻ってプラネタリウムソフトで・・当たり

ついでに赤いと云えば衝を迎えた火星は確か「おうし座」に

ソフトでみると、まだ西の空に残っているはず。。窓からチラリ

低空にも関わらずとても明るく輝いていました & お月様も

上空を雪雲からのびた薄い雲が覆っていたのか?北斗七星は???春の大曲線はみえず

でも夜明けの空は、すっかり春に季節が進んでいる様です。

 NGC6906 こと座 棒渦巻銀河:SBbc 12.7等 09月21日20時54分 ISO12800 13秒 15枚合成

       同 C14+れ オリジナル領域 上はピクセル等倍でトリミング

パット見、緩~い画像です。締まりがないので・・正しくはピントが追い込めていないので緩~い、自業自得。。暗い星の写りは当然ゆるゆる・・限界等級も上がりません。ピントが緩くなる要因は、そもそもピントが正確に合っていない or ピントを合わせた後に鏡筒の角度を大きく変えて鏡の位置が変わったことに気付かず、結果ピントが緩い画像に or 鏡筒内の空気の温度が周辺と大きく違い、筒内に乱流が発生し続けている。位の三大要因でしょうか。。ピント合わせは、8等級位の星で追い込みます。一見、明るい星でやれば簡単なのに・・と思いがちですが、明るいとカメラを通してみた時に像が飽和状態になっていて、どこでピントが合っているのか???になってしまいます。なので正確に合わせるためには、むしろ暗い星の方がわかりやすい。風が吹いて僅かな揺れが生じる時も合わせるのが難しくなります。撮影を始める前に鏡筒を外気にさらして周囲と温度を協調させます、ほぼ 1~2時間たてば安定した画像が得られます。特に冬季はこの過程が重要ですが、慣れると霜が・・なかなか手ごわい機材です。。という事で緩~い画像が時として沢山出来上がります。何事も油断大敵!ということです。